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小さなことからコツコツと

古き物の価値とは

2025-11-15

古きものの価値って、いったい何なのか?


ちょっと最近、気になっていることがあるんです。

日本の古いクルマが、びっくりするくらい高い値段で売買されている。
30年前の国産車に、平気で新車のスポーツカー以上の値段がつく。
これ、冷静に考えるとすごい話ですよね。


でもね、僕はそこに疑問を持たないんです。

だって価値って、つまるところ「欲しい人がいるかどうか」で決まるんだから。
古いものに価値が出るのは、それだけ“欲しがる人の歴史”が積み重なってきた結果でしかないのです。




■「最新こそ最高」という思想


僕はクルマが好きで、なかでもポルシェは本当に心惹かれるブランドなんですが、
彼らにはこんな名言があります。


「最新のポルシェが、最高のポルシェだ。」


これ、めちゃくちゃカッコいいと思いませんか?

古いモデルを大事にしつつも、
「いや、今作ったやつが一番いいから」
と、常にアップデートしていく哲学。

過去の遺産に寄りかかるんじゃなくて、
“今”を最高にし続ける。
その姿勢そのものが価値になっているわけです。




■ GT-R R33型が失敗作と呼ばれてしまった理由


対照的な話として…
日本の名車、日産スカイラインGT-R。

僕はR32~R34型が大好きなんですが、そのなかでR33型だけがなぜか“失敗作”と言われてしまった。

で、これには理由があります。

当時の合理化の流れで、
R32で使っていた専用シャシーを捨てて、汎用シャシーを流用した。

つまり、「正常進化」をやめてしまったんですね。


それがクルマの性能だけじゃなく、
ファンには“挑む姿勢”を手放してしまったように見えた。
その空気感が、ブランドの評価に影を落としたわけです。




■ 古きものが価値を持つ条件


ここで、ひとつ本質的なことが見えてきます。

古いから価値があるわけじゃない。

価値が生まれるのは、
その背後に「挑戦の歴史」があるからです。

・ 新しいことをやった
・ リスクを負った
・ 未来をつくろうとした

そうした“積み重ね”があるからこそ、
時間が経ったときに「古き良きもの」として光を放つ。

ただ時代にしがみついたものは、
古くなればただの“過去のもの”でしかありません。



■ あなたにとっての「古きもの」とは?



ここからが本題です。

あなたの仕事、あなたのビジネスにとって、
「古きもの」は何でしょうか?

・ 大切に守るべき伝統
・ 捨てるべき昔のやり方
・ 進化に置いていかれないために変えるべきもの

これらを一度、冷静に見直してみると
意外と大きなヒントが出てきます。

古きものの価値を理解することは、
そのまま「あなた自身の未来」をどう作るか、という問いでもあるからです。


あなたは「古きもの」になにを見つけますか?
昨日の自分をみつめ、今日どんな「進化」をしてみますか?

最新の自分が、最高の自分。



それが積み重なった時、あなたのビジネスやあなた自身がきっと、
大きな価値を得ているのではないでしょうか。



スタッフの矢野でした。
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